昭和ですねぇ
このたび依頼されたものは、
本箱なのか茶ダンスなのかよくわかりませんが、
収納しつつ飾る、みたいな棚。
造りといい、ガラスや取っ手、素材を含めて、
昭和の匂いがプンプンするものです。
僕は個人的に、こういうのは大好きです。
決して高級品ではないけれど、
なんだか日本的洋風というか、
昔の大工さんが作った洋間に似合うという…
、
決して豊かではないけれど、
笑顔があふれる家族の団らんというか、
今の日本が忘れ、しかし、とても大切ななにかを
僕は、こういう家具から感じます。
こういう家具を直す時は、
当時の雰囲気を壊さないように気をつけて補修します。
お年寄りに化粧するように。
華美にならず、でも、美しい佇まいになるように。