茶箪笥の補修が完了し配達してきました
今は亡きお父様が作られたという茶箪笥。
ずっと親戚の家に置いてあったということですが、
そのお宅が建て替えで、この茶箪笥もいらないということで、
娘さん夫婦のところへ戻ることになりました。
補修前は、通常あるはずの袴(茶箪笥の下の台ですね)がなく、
扉も外れ、一部の付き板がプリント板に張り替えられていたりと、
かなりかわいそうな状況でした。
この度の補修では、制作時にこうだったと思われる状態に戻しました。
そして、大きな傷や汚れを落とすために、天板など一部はほとんど木地状態まで研磨。
そして、再塗装。
ですが、やはり時代を経たものがもつ味わいは残します。
こういう仕上げが「愛着工房いしかわ」のスタイルです。
まるで計ったかのように設置場所にはまりました(笑)
そして、このお宅では、かれこれ8年前ほどになりますが、
同じくお父様が作られた整理箪笥も補修させていただいています。
それが下の写真。
補修後もまだまだ綺麗に使っていただいて、うれしい限り。
補修を依頼され、その仕上がりを気に入っていただき、また、違うものの補修を受ける。これはありがたく、うれしいことですね。