鎌倉彫(?)の座卓補修
ご無沙汰してました。
ちょっとブログ更新さぼってました。
なんだかんだと忙しいのと、エアコンのない暑さ地獄でまいってました。
このたびご紹介するのは、なんと、北海道からご依頼の座卓です。
お電話でだいたいの様子をお伺いして、
たぶん、できるでしょうということで、品物をお送りいただきました。
大切な愛着のある家具を、信用しておまかせいただくという気持ちにお応えして、
僕も気合が入ります。
補修前。
よく見るとけっこう痛んでます。
特にサイド部分、各所に割れが入ってます。
表面はすこし削っただけで、赤い塗料で手が真っ赤になります。
布巾で拭く度に赤いものがつくというお話の通りです。
これは、塗料が劣化していることが原因で、いい時期に補修を決断されました。
サイド部分の割れを補修した後、顔料で色を載せていきます。
表面につかないようにマスキング。
写真ではよくわからないですが、表面の赤部分、極端に色が薄い所は、あらかじめ筆で補色。
全体的にカラーリングした後、何度かにわけて中塗りと仕上げ塗り。
当工房では、あまり艶はあげませんが、今回はちょっと艶あげた方が似合うと思って、そうしました。
脚部分欠けや色剥げがありました。
補修、補色して
仕上げ。
お願いして、設置後の写真もお送りいただきました。
工房で見るより、こうして使われるお宅に置いた方がよく見えるんですよね。
これは、他の家具も一緒です。
この度は北海道からのご依頼でしたが、
当工房では、以前、福岡と横浜からも問い合わせの後、
補修品が送られてきて、直しました。
お近くに直してくれるところがない。
あっても、異常に料金が高すぎるなど、お困りのお方は、
とりあえずはご相談してみてください。
このたびは、ありがとうございました。